以前、
50代になったら
できれば
自分の軸となる、
自分らしい、
自分をニュートラルに戻せる
ファッションのスタイルを決めた方がいい、という記事を書いた。
半世紀も生きていれば
半世紀も女業を営んで来れば
自分の立ち位置やキャラクター、
まわりから求められる役割みたいなものが
誰でも少しはわかってくるはずだ。
よっぽど 回りの言うことに耳を傾けない人は別として
似合うね
いいね
似合わないよ
いろんな批評やコメントをファッションに対して頂いて
自分が何が似合うのかわかってくるはずなのである。
私は シャツ+パンツ (シンプルなパンツです、ガウチョじゃないです(笑)
を自分の軸としているが
ワンピースを軸としている女性もいらっしゃるのでないだろうか?
私の周りにも30代、40代の女性で
ワンピースしか着ない、
と決めている女性はいる。
いつ会ってもワンピース。
いつ見てもワンピース。
その潔さには驚くとともに、
家のワードローブ、クローゼットには
本当にワンピースしか並んでいないのだろうか? と疑問が湧く。
山登りの時は何を着るのだろうか?(←しないと思う(笑))
子どもの運動会には何を着るのだろうか?
スポーツジムの行き帰りもワンピースなのか?
と興味が沸いたりする。
@pintestより
ワンピースをなぜ軸として生きているのか?
ワンピース愛好家の 親しい女子に聞くと
①朝悩まなくて済むから
②楽だから
③コーディネートが苦手だから
④でも意外と着回しが効くから
⑤お腹が苦しくないから
⑥体型が隠せるから
⑦きちんとして見えるから
⑧上品に見えるから
⑨ワンピースそのものが可愛い服だから
⑩男子受け、ハンパなくいいから(笑)
⑪ぱっと見、美人に見えるから
など 怒涛のように 理由が返ってきた。
なるほど~ と思った。 確かにそうかも、と思った。
楽したい、という 後ろ向き?な理由以外に
ものすごくプラスな理由も確かにある。
ワンピースを着ている人って とっても優雅で上品に見える。
きちんとしている人に見える。
彼女曰く
デザインにもよるが、 綺麗な形のワンピースに パンプスなんか履いていた日にゃあ
男子から絶賛!!! されること ひとしきりだという。
その わかりやすい 単純な反応に 呆れるという。
@pintestより
特別感。
ワンピースにはそれが備わっているということなのだ。
もう80歳過ぎた 私の父親ですら、
私がたまーに パステルカラーの 夏のワンピースなんか着て 帰省すると
それ、似合うね と めずらしく褒めてくれ、なんだか嬉しそうなのである。
娘がワンピースを着ている、というのが
たとえ50歳過ぎている娘であっても なお
父親というのは嬉しいものなのだろうな・・・・と しみじみ思う。
ワンピースしか着ない女というのは
パンプスしかはかない、 という集団とかなり一致するものと思われる。
ワンピースしか着ないわ?という女性が
コンバースのスニーカーを履いていたり
UGGのムートンブーツを履いているとは思えないからである。
@pintestより
要するに いつもでどこでも 女らしく エレガントで居続ける
それが一番自分らしい、という 確固たる信念を貫いている女性なのかもしれない。
そこにはとても強いブレナイ ポリシーを感じる。
ふんわり、 ゆらゆら キリリ。
優しく女らしく、エレガントにふるまう。
そんな上品さとは 裏腹に
強く 曲げない かたくなな 魂。
それらが 独特な空気となって その人をまとっている。
それが ワンピースしか着ない女
の私が持つイメージである。
私はワンピースは 数枚所持。
実はもっと買ってはいる、と思うのだが
ワンシーズンとことん着たら
やはり飽きてしまうのだ。
そして手放す。
だからクローゼットには 常時数枚しかない、という感じ。
ワンピースしか着ない人の リアルクローゼット。
ファッション誌の編集者の方、ぜひ特集を組んでほしい。
そう思う私なのである。