とあるファッション雑誌をパラパラ見ていたら、
誌面で 男性が
「カリッとした服を着ている女性が好き。
妻にもカリッとしたファッションをしてほしい」
ってなことを 言っていたのを読み
後頭部を ガーーーンと 打たれたような気がした。
その言葉が、心に突き刺さってしまった。
カリッとした服って?
カリッとした服。
なんて鋭いご指摘・・・・
耳の痛い 言葉・・・・
その男性が、女性にどういう服を着てほしいと思っているか
私には何となくすごくわかってしまったのだ。
カリッとした服とは?
上手く一口で言えないが・・・
例①
お盆休み 高速自動車道の
サービスエリアの食堂を思い浮かべて頂きたい。
そこに家族連れが大量。
そこにいる女性も20代~60代ぐらいまで幅広い。
でも
そこには、カリッとした服装をしている女性は 皆無。
例②
休日の 郊外の 混雑した 大型ショッピングモール。
デート中のカップルや、楽しそうな家族連れたくさん。
でもここにも やはり カリッとした服の女性はほとんどいない。
就活中の、白いシャツに黒いタイトスカート、パンプスの女の子が
一番カリッとしていて 魅力的だったりする。
じゃあカリッとした服の女性は どこに生息しているのか。
たぶん、平日の朝8:30。
東京駅とか新宿駅とかで、
出勤前の足早に歩くきりりとした女性達。
天気のいい休日の銀座。
白いクロス、銀のカトラリーが置かれたテーブルのレストラン。
そこに座る 幸せデート中の女性達。
彼女らが、緊張感を持って選び、丁寧に着ている服。
それらが
カリッとした服。
ということではないだろうか?
頭のてっぺんから つま先まで
気を配った ピリリィとしたファッション。
カリッとした服 具体例
具体例をあげると
きちんとアイロンがかかった、
ウエストがゴムじゃない細身の膝丈か膝下長めのタイトスカート。
すっきりした細め5cmヒールのパンプス。
素材のいいシルクのブラウスか パリッとしたシャツ。
白か紺の仕立てのいいジャケット。
丁寧に 手入れされた髪に
小さいけれど ジャンクじゃない本物のジュエリー。
なんとなく 私がイメージする
カリッとした服、カリッとしたファッションってそういう感じ。
逆に
今流行りの テロンテロンのガウチョパンツとか
穴のあいたデニムに コンバースとか
引きずりそうな長さのカラフルフレアスカートにユニクロTシャツとか
長いレーシーなカーディガンにワイドデニムとか。
そういう 流行っていてオシャレ💛だけど、
みんながインスタグラムでアップするような
トレンドど真ん中のプチプラコーデではなく
カリッとして
男性が思わず
おおおおおおぅぅ って
チラチラ目が行ってしまう
そんな 端正な ファッション。
それが カリッとした服、なんじゃないかと。
カリッとした服を着なくなった女性達
カリッとした服。
それって 私、 絶対 忘れている。
そう思った。
「もう男受けする、しないなんて一切気にせず服を選べるようになったのが
50代になって良かったこと」
と友人も言うし、私もそう思っているが
ひょっとして、大事なこと置き忘れているような気がする。
カリッとしているな と異性から 思われる女性。
それって素直に何だかいいな。と思ったのだ。
服選びの一つ指標の一つとして
今一度 再考すべき指標なのではと。
そろそろ 何かを見直す時期に来ている。
そんな気がする。
秋はカリッとした服、着てみよう!