今日はスカートがすごい事になってる。立体ローズ。立体的な薔薇の花が沢山くっ付いてるスカート。
モデルさんが着てる白がめちゃカワユス!と思ったものの、たださすがに白チョイスは勇気が無く・・・
黒をチョイスした次第。ウエストが総ゴム。
ボタンもファスナーもなし!履いててすごく楽!
上半身はシンプルに白を。ただ辛口な白シャツよりも端正感あるバンドカラーのタックブラウスに。
アクセサリー。スカートがドエライ存在感あるのでアクセサリーは控えめに。
このピアス、ゆるやかカーヴを描くので映える。
足元。今日はさすがに靴も女らしく。フラットシューズでパンサー柄。春らしいストラップシューズ。パンサー柄は余計だったかも。
こうしてマジマジと改めてみると本当にすごいスカートだわ・・・・こんなスカート履いてる人見たことないんですけど。(*´ω`) 大丈夫でしょーか・・・
本日の訪問先は目黒区駒場にある「日本民藝館」。
去年の4月に世田谷美術館で開催されていた「民藝 MINGEI~美は暮らしのなかにある~」の展覧会を見た際に、(この日のブログ記事はこちら)
↓その時の展覧会の様子。
民藝運動を推進した柳宗悦氏が開設した日本民藝館が駒場にあることを初めて知り、いつか訪れたいと思ってgoogle mapに★マークを付けていた。先週、松濤美術館を訪れた時に近くにあるのを思い出し、早速訪問することにした。春だしね。
まわりは瀟洒な高級住宅街。
その中に突如現る広大な敷地にたたずむ純日本建築。
ちょうど、深澤直人氏(有名なプロダクトデザイナーの方ですね、なんと5代目館長なのだとか!)セレクトのお品の展示会が開催されていた。
館内写真NGなのでパンフレットからのお写真を掲載させていただく。館内はこんな感じ。
も~昭和初期の古き良き日本の建築という感じ。好き。テンションアップ↗。(*´▽`*) 天井が高いけど素朴さがあってシンプルで美しい。民藝品もそうだが、建物自体も暖かさとぬくもりがある。
このガラスケースだけ写真OKだった。
素朴な器や花器・茶器が沢山~あって食器好きな私のこれまたツボOFツボ。至福な時間だった。日本以外にも大陸やスペインなどのものもあり。手仕事による1点モノって見ていて飽きない。
土足NGなのでスリッパ履いてます。
続いて道を挟んで真向かいにある建物。月に数回しか公開されないという貴重な西館を拝見。こちらは柳宗悦ファミリーの住まいだっという建物。東京都有形文化財。1910年代に建てられた。
こちらは民芸館に比べて天井も低く「ザ・住居」という感じ。でも書斎や客間などに洒落た洋風の要素があり、昭和初期の貴重な遺構。こういうの見るの大好き。自分のDNAに日本の住文化が刻み込まれているのを感じるわ~。
柳宗悦氏の晩年のお写真。若い頃のお写真も沢山あったが、断然お年を重ねられてからの方が魅力的!
「暮らしの中の美」という一つの事を深く追求し活動された柳氏。きっと良い時間を過ごされて歳を重ねられたのだろうな・・・・とこのお写真を見て私は確信した。氏の豊かな思想と信念に満ちた人生が容易に想像できた。歳取ると考えてる事が外見ににじみ出るってよくいいますもんね・・・
観終わって、お隣の東京大学駒場キャンパス内の生協食堂で東大生に混じってランチ。(誰でも入れます)菜の花お蕎麦を頂きました。キャンパス内も美しい建物多し。
バッグはこの手の甘いスカートコーデにピッタリなヴィオラドーロのカゴバッグで大正解!
【今日のコーデ 詳細】
・白ブラウス:UNFILO
・黒の立体ローズスカート:立体ローズ フレア ロングスカート ウエストゴム
朝は「こんなすごいスカート、着てしまってどうしよう・・・」とビビり散らかし思っていたが、結局の所、どーってことなかった。
それどころか気分は↗上がるし、ウエストゴムで楽だし、シワ気にしなくていいし、(シワになりようがないというか、シワが出来ても目立ちようがない(笑))とにかくテンションがやたら上がるスカートだった。フワッとボリューミーで女らしい気分を楽しめるスカートだ。
5980円で自分の機嫌を爆上げられる服。貴重ではないか?
もちろん、夜ちょっといいお店に食事に行く時とか、旅行先のホテルでディナーで着てもいいかも?ウエストゴムで楽だし、旅行鞄に入れてもシワにならない点が最適!(かさばるが)
どーってことなかったし、物足りなさすら感じたので(*´Д`) 白もやっぱり買ってみようか?とさえ思っている。どこに着ていくのかは後から考えよう。
そもそも、これぐらいのスカートでビビり散らかしていてはダメだ。私にはPAL CLOSETで買ってしまった白鳥の湖スカートがまだ控えている。さらに難易度高い。↓
立体薔薇スカートもそうだが、この手のスカートって「パーティでお召しになれますよ~」アイテムだと思うけど、ガンガン普通の日に着る。なんなら誰にも会わないような日にこそ着る。近所の銀行行く日に着る。それでいいと思ってる。
自分のワクワクのために。
自分のために服を買ってあげたいのよ。
まだ着たことない服を着てみたい。
シンプルだけの服を繰り返し着るのはもう飽きた。
繰り返される日々の暮らしにこそドキドキするスカートを!
余談だけど、この日本民藝館のパンフレットに興味深い説明があった。
「当館では品物の説明書きを意識的に少なくしていますが、それは知識で物を見るのではなく、直感の力でで見ることが何よりも肝要であるという、柳の見識によるものです。」
これ、読んだ時、私は衝撃を受けた。色々な美術館や展示に国外問わず行くと必ず「音声ガイド」なるものがあり、前はそれを聞きながら絵とか鑑賞すると深く理解できるからGOOD・・・と信じていたんだけど、10年ぐらい前に家族でバルセロナに行った時にピカソ美術館で娘(当時中学生)が「音声ガイド、私好きじゃない。自分で見た時の印象とか引き起こされる感情が邪魔されるから」と言ったことがあって、「え?直感だけで見たいの?」って驚いたことがあったんだけど、最近娘に言わんとすることがすごく理解できる。知識は今の時代調べればあとから幾らでも補える。どうしても知識を入れこんだ頭でもう一度実物を見たいなら後日そうすればいい。でも初めて何かを見た時の心の動きを尊重するならば最初は耳や頭や文字から何かを入れない方がいいのかもしれない。柳宗悦先生もそういうお考えだったのか・・・何か感動した。長文すまん。覚書。