ウィーン国立歌劇場のオペラ「フィガロの結婚」を観に上野の東京文化会館へ。9年ぶりの日本公演。
オペラってやっぱりちょっと気分upなコーデで行きたい。普段着じゃ悲しい。
この袖が特徴的なTOPSは「l’heritage martinique」のもの。マルティニークの中のちょっと高グレードラインかな?生地や縫製がすごく上質。公式インスタ見るとコンセプトがあった。
ネクスト ヴィンテージ”をキーワードに、美しいフォルムと細やかなディテールから生まれる色褪せる事のない「スタイル」を提案します。
スカートも光沢のあるフレアスカートにして、バッグや靴もベージュでまとめた。
とにかく袖の盛りがすごいTOPS。身ごろ自体は伸縮性があってシワしらず、とても着心地良いんだけど、ただこの袖ゆえに致命的に「食事がしにくい」の。
よって家で昼食を取ってから現地に乗り込み、そのまま帰宅、というスケジュールの今日の予定にピッタリ!!(途中ワインは飲んだが)
演目のイメージからちょっと貴族のドレスっぽい?雰囲気になるんでは?というのがチョイスの理由。
アクセサリー。首回りとピアスに盛り。
今日の演目。モーツァルト作曲、全四幕。フィガロの結婚。
前半後半の間の休憩が長いのオペラ。ほとんどの方がロビーに降りてワインを飲んでいらした。私も白ワインを頂いた。ほろ酔い気分で後半も夢心地。
昼の時間ということでそこまでゴージャスなドレス姿の方はいなかったが、着物姿の方やエレガントなワンピースの方が多かったかな。男性はビシッとオシャレなスーツ姿の紳士多数。平均年齢が高い(笑)
改装に入るという噂の東京文化会館。確かに建物は古いかな。ノスタルジックさを感じる。
直前に主役級のお二方の配役が変更になるということがあったけど、素晴らしい舞台だった。
私はオペラは過去に10年ぐらい前に椿姫を観たことがあるだけのド素人・初心者。専門知識も何もないけれど、ケルビーノ役(伯爵の小間使いで美少年役)のパトリツィア・ノルツ様のアリアを最初聴いてまず魂を持っていかれた。「彼女の歌が一番良かった・・・」って内心思っていたらやっぱり最後のカーテンコールの登場でひときわ大きな拍手とブラボーの嵐。主役よりも反響が大きかったような。伯爵夫人役のハンナ=エリザベット・ミュラー様は歌のみならず貴族の女性の優雅さや大人の女性の美しさまで完璧に表現されていても目も耳も魅了された。彼女のカーテンコールも割れんばかりの拍手だった。ミュージカルでもそうなんだけど、舞台を観た後、自分が「この人が一番良かったよね・・・」と思う人が最後賞賛をより多く浴びてると「やっぱりね!」という気持ちになってすごく嬉しい。その場に居合わせた人と同じ気持ちをシェアしていたんだなと。
ウィーンフィルのオーケストラの演奏ももちろん素晴らしく、夢のような3時間半だった。観劇ってすごく体力が要る。少しでも若いうちに色んなものに触れて前倒しで経験していきたい。まだ見ぬ世界に。
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