白のニット:tomorrowland
グレーのセンタープレスパンツ:マルティニーク
パンプス:モードエジャコモ
バッグ:J&M DAVIDSON
清潔感をまとう人
昨日、表参道の交差点を渡っていたら、
向こうから
圧倒的な清潔感をまとって
歩いてくる50代ぐらいの女性がいらっしゃった。
小柄でショートカットで、連れの男性と話しながら
歩いていらっしゃるその女性。
まるで白いモヤがかかったように
爽やかで、クリーンで 透明感があった。
わあ!
って思って 失礼とは思いながら振り返って
見とれてしまった。
彼女のいでたちは
白いざっくりニット。
グレーのセンタープレスのピシッとした細身パンツ。
グレーのハイヒール。
一粒パールのネックレス。
シンプル。
でも交差点を渡る大量のオサレな人々の中で
群を抜いて垢ぬけて 清潔感があった。
・・・・・・ということで、
今日は まるっきり 彼女の パクリ。(笑)
似たような格好してるのに
なんで同じようにならないのか、
朝から憤慨した自分だ・・(笑)
50代が清潔感を失わないためには?
私は考えた。
50代の女性のファッションって、
まあいろいろ社会的制約が多かったり、
社会的役割を演じるためにコスプレしたり、
いろいろ、まあ、大変ではあるが、
何より どんなシーンでも
一番大切にすべきは
「清潔感」なのではないだろうか?と。
仕事のシーンでも清潔感。
PTAでも清潔感。
女子会・ママ会ランチでも清潔感。
オットの実家・親戚の家でも清潔感。
家族と出かける時も清潔感。
町内会でも清潔感。
合コンでも清潔感。(注意:合コンにいきません)
冠婚葬祭にも清潔感。
これさえ 押さえておけば、
全ては上手くいく。
そんな気がする。
50代女性の清潔感は どうやったら生まれるのか
清潔にすることは、簡単だ。
きょうび衛生環境が整った日本では、
それこそ「不潔」な人なんてほとんどいない。(多分)
大事なのは
「清潔」なことではなくて「清潔感」。
それを もうお若くない50代が
無理やり 醸し出すにはポイントがあると思った。
①髪はやっぱり長いと厳しい
肩甲骨より下の長さは正直難しい。
完璧にトリートメントされ、白髪の1本も全くない、
という状態であっても。
潔くまとめるか、やっぱり短めの髪にするのがベター。
短めにしたらしたで、
とにかくマメに美容院にいくべし。(自戒こめ)
前述の表参道の交差点で見かけた彼女は
サラサラと艶のあるショートボブだった。
空気感、があったのだ。
②身体の線が出る服を着ない(特に上半身)
何度か申し上げているような気もするが、
50代になって一番服選びが変わったのは、この点。
むっちりと上半身のボディラインを拾うTOPSを
避けるようになった。
これまた、ぜい肉なんて全くないわよ!パーフェクト!
という自慢のボディラインだとしても、
それはそれで さらにイタイ。
必死感が出るからだ。
③綺麗な状態の靴を履く
スニーカーでもアディダスでもルブタンでもなんでもいい。
とにかく 「見た目 綺麗な状態の靴」を履く。
電車の中で、ヒモが薄汚れ、
靴のつまさきが黒くなった
コンバースを履いている中年女性を見かけると
お忙しくて、洗って白く保てないなら、
革のパンプスかフラットシューズの方が・・・
と余計なお世話を思ってしまう。(小姑根性)
④神は細部に宿る
God is in the datail.
世界三大巨匠と呼ばれる建築家のミース・ファンデル・ローエの
有名な言葉。
これ、建築のディテール(おさまり)について述べた言葉なのだが、
しばしば美容家の方が「爪の先とか細部に神は宿るのよ」と言って
引用しているのを見ると
ものすごく違和感を感じる私なのだが、
それでも ファッションでも やっぱり
この言葉を当てはめたくなる。
細かいところ、
アイロンをかけて端をピシッとさせるとか、
袖のまくり方とか
靴を磨いて履くとか
白っちゃけたり 毛玉のできた服は処分するとか
微妙にサイズの合わない服は着ないとか
結局そういうディテールの集まりが
ファッションを作っている。
全体の印象を決めている。
のではないかと。
50代女性の清潔感が宿る所とは?
人はボー――っと生きていると
どんどん 老いていく。
どんどん見た目が見苦しくなっていく。
それは悲しいけれど避けられない。
めんどくさくなって
ホント、服とか髪とかどーーでもいい、
という気持ちが私だって毎日のように沸き起こっている。
そこで
こらえよう。
少しでも
ちょっとでも
整える。
こまめに気を配る。
結局 それしかない。
・・・ということで、美容院の予約いれました。
まずは髪から。
50代の女性の清潔感は
80%は髪に宿ると思う。
アクセサリー。