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流行って先取りしなきゃいけないものなの?

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秋服がそろそろ気になってきたけれど

 

人生半世紀。
自分のお金で服を買うことになってから約30年。

 

つまりのところ、 30回、

 

「秋になったら どんなお洋服を着よう・・」と考えているわけである。

 

もちろん、そんな服のことなんか、
考える余裕も暇も 全くなかった年も数多くあったと思う。

 

それでも、衣替えをしつつ、
夏服から秋服へのシフトチェンジという、
がらっと着るものが変わってしまう季節の境目を
いろいろな思いで乗り越えてきたのである。

 

秋服はどんなの買おうかな?とワクワクすることは
スゴくいいことで、楽しい。
妄想はタダなので、いくらでも頭の中で買い物かごに入れることができる。(笑)

 

でも 私はここでふと思う。

 

そんなに早くから焦って秋物って買わなくてはいけないの?

 

とか

 

そんなに この秋冬はどんなものが流行るのか??って
あくせくチェックしなきゃいけないの?

 

とか

 

要するに

 

流行って、
そんなにいち早く
先取りしなきゃいけないものなのだろうか?

 

という、疑問が最近もやっと湧きおこってくるのである。

 

早めのファッション計画をしなくなった訳

 

私だって10代20代のころは、
シーズン初めはファッション雑誌を何冊も買いこんで
どんな服を買おうか?って

 

それこそ勉強よりも、仕事よりも真剣に(笑)
検討決議稟議、悩んだものである。

 

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雑誌をめくっていて、気になったコーデは
スクラップしてクリアファイルに入れていたこともある。
(マメだった・・)

 

まだノースリーブを着ているうちから、
秋物に一斉に変わるデパートやブティックをめぐり、
どんな服を買おうか虎視眈々と狙っていたこともよくあった。
(ヒマだった・・)

 

でも50代になって

 

そういうこと、ほとんどしなくなってしまった。

 

これは何故だろう???

 

決してオシャレへの興味が薄れた訳でもないし、
体力がなくなったとか
メンドクサクなったとか、
そういうことでもない。

 

単純に したいと思わなくなったのである。

 

ファッションスクラップをしなくなった訳

 

昔はファッション雑誌を見て、素敵なモデルさんの写真があると、
カッターで切れ目を入れて大事にクリアファイルに入れたりしていた。

 

それを何度も何度も眺めて

 

「こんな感じのイメージの女性になりたい」
「こんなコーディネートをしてみたい」

 

とかなんとか 楽しく妄想していた。

 

その時点で、モデルさんと顔の小ささや脚の長さが違うことに
本人全く気付いていないが、
そういうことは どうでもいいことで、(笑)

 

とにかくイメージ先行型のファッション計画だったのである。

 

ところが月日は流れ。

 

自分の身の丈が徐々にわかってくるというか
自分の似合うものが徐々にわかってくるというか
自分の日々の暮らしに必要な服と不必要な服がわかってくるというか

 

要するに 自分の人生に必要 かつ、自分自身が幸せに感じる服。

 

というラインナップと輪郭が徐々にくっきりはっきりしてくるに従い、

 

ヒトサマが着ている服
ファッションのプロが選んだ服と写真
別世界にいる人が写真を撮影するためだけに着た服
全くライススタイルが違う人のワードローブ
ファッションの為のファッション

 

というものがあまり参考にならないということに気づき
次第にファッション雑誌も
目を皿のようにしてみることがなくなってしまったのである。

 

 

リアルな服は ここにはない。
リアルな服は 私の中にある。

 

そんな気持ちがムクムクと湧きおこってきたのである。

 

人より早く服を買った方がオシャレなの?

ファッションブログを書いていながらこんなことを言うのも
どうかと思うが 勇気を出していってみる。

 

正直に言う。

 

流行のアイテムやら服やらをシーズン前にしこたま買って、

 

「ふふふふふ 私ってば 秋が来る前に 最新の流行服買っちゃて。

流行先取りしてる女なんじゃないかしら??」

 

って思う事、そうしたいという気持ちは今の私には
皆無。

 

なぜ暑いうちから モコモコ暑いニットを試着せねばならないのか。

汗を流しながら なぜダウンコートを試着して先行予約しなければならないのか。

 

我先にと お店に並ぶ秋物を
人より早く買わなければ・・・
人より早く着なければ・・・・

 

そういうこと、
50代になって さらに 興味がなくなってしまったのである。

 

着物の時代から 季節の先取りはオシャレだった

話はずれる。

 

20代に、着物にはまっていた時、
着物オシャレには、
季節に合わせて帯や着物の柄を選ぶというルールがあるのを知った。

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桜が満開の時に 桜の花の着物や帯を身に着けるのはダサイ

 

すなわち、流行真っ盛りの時に そのものを着るのは野暮、

 

という考え方なのである。

 

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桜が咲くか咲かないかの頃に、サラッと桜の柄の帯を締め着こなし
満開になる前には 着るのをやめてしまう。

 

それが粋。ということである。

 

これを現代のファッションに当てはめるならば?

 

この粋と思われる着物のオシャレを現代に当てはめるならば、

 

来たる季節に、流行する服やファッションがこれだ!! と察知するやいなや、
世の中に そのファションと服が 流行し始める前に 
いち早くその服を身に着け、

 

量販店やショッピングモールで、プチプラの店で
それらが大量に売られ始めるころ、
大衆、多くの人々がやんやと購入して、繁華街で身に着け始めるころ、

 

バッサリ、 その流行アイテムやら服を着るのをやめる。

 

というのが 真の粋、要するにオシャレという事になってしまう。

 

これって 絶対に服の使い捨て、という行為になってしまう。

 

着物は流行がない。(少なくとも形は)
だから次の年もまあ着れた。

 

でも洋服は そうはいかないので、
一時期の旬の先取りを楽しんだら、
あとは処分するということになってしまうのではないか?

 

それって 本当にオシャレなんだろうか?
それって 本当に心地いい人生なんだろうか?
それって 本当に素敵な女性になれるんだろうか?

 

 焦らずゆっくりオシャレしよう

 

オシャレのレッスン

 

という言葉がある。
今こうして文字にして書くと 滅茶苦茶 こっぱずかしい。(笑)

 

10代20代、そして劇的に暮らしがライフスタイルが変わる30代は
オシャレに修行、レッスンは必要だったのかもしれない。

 

でも 50代になって人生のアウトラインが大まかでも固まってきたなと
思う頃に、

 

常に 歯車の中のネズミちゃんのように
常に 流行遅れでないか ダサくないか古臭くないかとビクビクして

 

店頭に新作が並ぶや否や 速攻お持ち帰りして
世の中に大流行する前に 全身新しい服を着て
表参道の交差点を歩かねば・・・・

 

というのは もうやめようと思う。

 

もちろん、ファッション業界でそれで食べて生きている方々は
新しい服を着るのも大事な仕事のうちの一つなので、意味があるだろう。

 

でも そうではない 自分。
そのことを冷静に認識しようと思うのである。

 

洗練はどうやったら手に入る?

青山の裏通りで見かける
洗練極まりないシンプルないでたちの
60代ぐらいのマダムを見かけるたびに、

 

大人の女性で、真にオシャレな人は
流行なんぞ 追いかけていないのではないか?

 

そんな気がする。

 

もちろん、世の中の流れや空気、時事というものに
常にアンテナを貼って、知識や価値観を入れ替え刷新する、
ということは 絶対大事だ。

 

でも 服を次々と先買いして
流行過ぎたな・・・と思ったら処分する。

 

そういうオシャレでなく、
じっくりと自分と服と向き合って
本当に愛せる服、本当に自分を良く見せてくれる服
自分が着ていて幸せになれる服を

 

この巷に膨大に溢れる大量な衣類の流通・小売りから
1枚1枚 ゆっくり 丁寧に選び出す。

 

気に入ったら、大事に次の年も次の年も着る。

 

もうそろそろ そういうオシャレに
軸を移していってもいいんじゃないだろうかと思うのだ。

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話が長いので まとめに入る

人生後半折り返し。

 

でも 焦らないでいいのだ。
ゆっくりでいいのだ。

 

寒いぞ??と思ってからコートを探し始めてもいいじゃないか。

 

夏物薄手の服で なんとかごまかしてきたけど、
いよいよセーターがいるぞ??と思ってからニット買ったっていいじゃないか。

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どんな服だって それなりに 自分らしく味付けできるテクニックがあるはず。
50代ならば。

 

自分の技量を信じて、
焦らず、ゆったりと 店頭に大量に並んだ服から選べばいい。

 

目が充血するまで海外のオサレな ファッション雑誌を 指をなめなめ(笑)
めくり続けることはしなくていいのだ。

 

着物も「必死感」が出ると野暮なのよ。お気を付けなさい。

 

着物の着付けを習っていた時に
白髪の素敵な先生がいつも言っていたことだ。

 

洋服も然り。

 

焦らず、自分のペースで
引き続き 新しい服との運命的な出会いを待ちつつ
新しい服を買う時のあの気持ちよさをうんと楽しみつつ

 

オシャレを継続していこうと思う。

 

あくせくせず。 ま、お茶でも一杯どうぞ ヽ(^o^)丿

 

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