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京好み  と  江戸好み 現代では

20代後半から30代前半にかけて
和服、着物にはまった時期があった。

その時にいろんな着物に関する著書を読み漁り 知ったことがある。

着物の好みに

「京好み」と「江戸好み」

という区分けがあるということ。

■京好みとは
華やかな柄や鮮やかな色を好む傾向のことを言い
■江戸好みとは
江戸小紋や色無地に代表されるように
洗練されて(ややもすると地味で)でも粋なものを好む傾向をいうらしい。

要するに 関西地方と 関東地方の 好みは違う、ということらしい。

これは着物に限ったことではない、 先人の好みは 今も脈々と続いているのだと私は思う。

シンプルなシャツにシンブルなパンツ。
ラフな靴。 引き算のおしゃれ。 無地。モノトーン。
けれどディテールや質感など細部にこだわり、洗練を極める。

それが 江戸好み。

よくファッション雑誌で 東京 VS 神戸

とか街中スナップをやっているが
それをみると両者の違いは明らかである。

関西で売れるもの、名古屋で売れるもの、東京で売れるものは
すごく違うとアパレル業界で働く友人は言う。

日本は南北に長いからねえ。。。。と地理の先生のような分析をする私。 (理由はそこではない笑)

派手な色や柄や これ見よがしのデコレーションを嫌う 東京の女たち。
青山を歩くと 若い子もミセスも驚くほど シンプルないでたちなのだ。

何気ない服をさらっと着ている。髪型もあくまでさらっと。
「がんばってます」ということが ちょっとでも垣間見えることを一番ダサイと忌み嫌う。

それが現在の江戸好みなのである。(分析)

私も長く東京に住んでいるので基本は江戸好みだと思うが

なんだか時々 発作のように ど派手な柄物とか すごいビビッド色とかを
着たくなったりする。にわか京好み。

白いシャツに黒いパンツばっかり着ていると
コケティッシュな 華やか色のワンピースを着てひらひらしている人とかが うらやましくなるのだ。

けれど ひらひらパステルカラーのワンピースを着ているときに
コムデギャルソンのブティックの前あたりを通ると
なんかすごく自分が 媚びた女のような気がして ダサイと落ち込む。

京好みと江戸好み。

その両軸をいったりきたり。

まあ、何を着てもいいと憲法で保障されている平和な日本。(そうだったけ)
好きなものをその日の気分で着ればいいのだ。

今日の結論。

 

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